【京都】喫茶「迷子」

今回は、乙女の隠れ家的喫茶店を紹介します。

京都は左京区・銀閣寺のちかく、ヴォーリズ建築の大きな洋館の一階にあり、二階には「GOSPEL」というお屋敷のリビングのようなカフェがあります。

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インテリア

中に入ってみると、アンティークの調度品や古書がたくさん。

乙女なコーナー

映画コーナーには

私の大好きなウディ・アレン監督の関連作も

席はカウンターのみで、メニューも珈琲のみです。

サキョーカーなマスター

店内のインテリアに圧倒されて、少し緊張しながらカウンターに座ると、

「どっからきたん?」とマスター。

「洋館」「アンティークと古書の喫茶店」ということで、澁澤龍彦みたいな人がドクロを撫でながら珈琲を淹れていると勝手に想像していたのですが、マスターはとても親しみやすい雰囲気の方でほっとしました。

「ここからちょっと遠いけど、同じ左京区からです」と告げるとすかさず「なんやおんなじサキョーカーか」と言われ、そこから左京区話へ。

サキョーカー
ニューヨークに住むニューヨーカーと同じように、自分の住んでいる左京区という街に誇りを持っている人のこと。たぶん。
私は四年間だけ左京区に住みましたが、いまでも微かにサキョーカー精神を持ち続けています。

恵文社や、近くにできたホホホ座などセレクト本屋の話や、変わりゆく大学の在り方など、左京区に長年住み続けてきたマスターの観察力は鋭い。

微笑みながらさらりと毒を吐くマスター独特の世間話は面白くて、だんだんと癖になっていきます。

そんな話の合間、マスターが換気扇の下でタバコをくゆらすのですが、その後ろ姿が何ともかっこいい。

時々、お店にある本を読んだり、ぼーっとしたり、また喋ったりしながら気付いたら珈琲一杯で、二時間も経っていました。

ふと本棚に目をやると、寺山修司や北原白秋などが並ぶ古書の棚に、中原中也全集が置いてあるのを見つけて、大興奮。

私はちょうど中也について卒論を執筆していた時期だったので、中也話もたくさんしました。

ただ帰り際マスターから「くれぐれも中也や朔太郎みたいな男には付いて行かんようにな」といわれ、耳が痛い。

カウンターのみの一対一の空間なので、始めは「迷子」の扉を開けるのに勇気がいりました。

私と同じように、二階の「GOSPEL」には行ったことあるけれど、「迷子」には行ったことないという方も多いのではないでしょうか。

ぜひ、勇気を出して扉を開けてみてください。サキョーカーなマスターが優しく迎えてくれます。

喫茶 迷子

【住所】京都市左京区浄土寺上南田町36 GOSPEL.1F
【営業時間】 13:00頃-21:00頃 (火曜日定休)

 

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